【制作事例】「シニアポートレート(生前遺影)は10歳若く」を目標に撮影しています!!
2年越しの生前遺影
2年前に生前遺影の撮影のご相談を頂いたお客様がご来店になり、撮影をさせて頂きました。どうなさったかなと気にはなっていましたが、嬉しかったですね。
シニアのお客様の場合、体調その他で予定が先延ばしになることもよくあります。しつこく催促したりせず、また機が熟すのを待ちます。
お着替えも持参で大層熱心なご主人に「私は撮影なんて(しなくて)いいんだから」なんて…ややなげやりといいますか、無愛想な感じでお話されていたモデルさんでしたが、それでもお話をしながらちょっとずつ距離を縮めていきます。照れ隠しから解放されて、ぐっと素敵な表情になりました。
「シニアポートレートは10歳若く」を目標に撮影に取り組んでいます。お身体の向き、姿勢、体調などをそっと伺いながら若々しさを演出していきます。
大切なのはコミュニケーションです。撮影者が澄ました感じだと距離も縮まらないし、緊張もほぐれません。その先のお話は、…残念ながら「企業秘密」です。
恥ずかしがるモデルさんからチャーミングな笑顔を引き出し、お姿も素敵に仕上がりました。自画自賛ながら「10歳若く」のミッションもクリアできたと思います。
生前遺影のよくある質問:お化粧は?服装は?
生前遺影の撮影でよく聞かれるのが、服装とお化粧についてです。
まず、お化粧について。当店で撮影の際はあまり厚すぎないようにお願いします。手作業による「美肌仕上げ」でお化粧よりも素敵に魅せています。
服装についてはご本人の一番お気に入りの服が良いと思いますが、色柄については明るくシンプルなものが望ましいです。
いわゆる「よそ行き」の服ではなく普段使いのお召し物の方も多いです。そのお姿がその人らしいことも大切なことですものね。
服装については候補をいくつかご持参いただいて、撮影当日に決定することも可能です。あまり形式張らず、どうぞ撮影体験を楽しんでください!!
肖像写真を遺すということ、その意義は
数年前は「生前遺影」を口にすると微妙な雰囲気が漂っていたりしましたが、いまはだいぶ浸透しました。ご自身のため、ご家族のため、キリッとした肖像写真を撮影してください。写真がないなんて悲しすぎます。
学生写真の頃、昭和の大写真家である故 土門拳氏の随筆を読んで感銘を受けました。
曰く、「肖像写真を遺すということはその人がどんな風に生きてきたかを表すものであり、その人の人格や尊厳にも通じること」(意訳)という内容で、それは肖像写真を生業とする今では繰り返し脳裏をよぎります。
それはシニアだけではありません。若者にも、幼な児にも、かけがえのない「今」があり、それは「今」にしか存在しないのです。それを定期的に残す(遺す)ことは、人生の記録となり、後年貴重なものになるでしょう。大写真家の遺した言葉を自分なりに咀嚼し、念仏のように繰り返し訴えています。
生前遺影(シニアポートレート)は
▶️フォトスタジオ リバーシ 028-680-5635
栃木県宇都宮市滝谷町6-7 コボリ洋菓子店さん隣 駐車場あります
投稿者プロフィール
-
フォトグラファー(フォトマスターEX)・ビデオグラファー・終活カウンセラー1級
立教大学卒業後広告代理店・リゾート勤務を経て2008年独立
宣材写真・ビジネスプロフィール写真・婚活写真など日常的な人物写真のスタジオワークをメインに活躍中 ミスコン・ミセスジャパン、ダンス・音楽イベントなどの公式撮影、各種オーディションの撮影経験豊富
会社勤めの経験も豊富。就活のアドバイスやビジネス向けのパーソナルブランディング、映像・写真・WEBを活用した視覚的な広告・営業戦略が得意です。出張撮影、映像制作、ホームページ制作おまかせください
終活カウンセラーとして「終活サポート ワンモア」を主宰。異業種提携による終活のお手伝いの傍ら終活講座やカルチャー教室などミドル~シニア世代向けのイベントを企画開催しています
日光国際音楽祭® 公式カメラマン
ミセスジャパン2020栃木選考会公式フォトグラファーほか
終活サポート ワンモア主宰
終活カウンセラー1級
エンディングノートセミナー講師養成講座修了(終活カウンセラー協会®)