ビジネスに 日々の暮らしに 映像のチカラを

人間社会の営みはさまざまなコミュニケーションで成り立っています。

 

情報であふれるこの高度情報化の時代、情報を正しく伝えるためには戦略が必要です。

たとえば、物事を的確に文章で表現しても、受け皿となる媒体がなければ誰にも届きません。

媒体があっても正確に伝える表現力がなければ、これもまた伝わりません。

 

いま私たちが一日に目にする情報は江戸時代の人々の一年分、平安期の人々の一生分だと言われています。

とんでもなく忙しい時代に、私たちは暮らしているのですね。

 

この情報化社会において、映像・写真により人々のお役に立っていきます。

ときに人を励まし勇気づけ、ときに人に変わってプレゼンテーションをし、ときに人に寄り添って仕事を、暮らしをたすけます。

 

私たちの手掛ける映像・写真・広告はみなコミュニケーションのためのツールです。

その力を信じ、そこに想いを託し、世のためになるような仕事を提供してゆきます。

 

写真は未来への贈りもの

2011年3月10日、東日本大震災の前日にフォトスタジオ リバーシの準備をはじめました。

大震災の当日、私は撮影機材を持ち出して避難しました。ぐらぐらと揺れる建物に飛び込んで、機材庫からカメラとレンズをバッグに詰め込んで逃げました。

 

当時、独立して三年目でした。「カメラ一式があればなんとかなる」…そう無意識のうちに思っていたことは自分の中でも新鮮な驚きでした。

この仕事を天職としなければならない。そう自分自身に言い聞かせていたのを覚えています。

 

その後イベントのキャンセルが相次ぎ、店舗の準備もままならず。そんななか避難所での撮影ボランティアをしました。

避難所の中での生活を記念に残したいとのお申し出もありました。

「きっと(避難所での)この生活を忘れない。つらいことがあってもこの写真を見て頑張れる」そんなことも言っていただきました。

 

瓦礫の中から家族の写真を探して持ち帰ってくる人々の映像に、私たちの仕事の価値を改めて思いました。

写真はほかの財産と違って、時を経て価値を失うものではありません。むしろ時を経るほどにその価値を増してゆきます。

 

写真は未来への贈りもの。その原点はフォトスタジオ リバーシ設立の混乱のなかにありました。

この仕事を天職と思うようになった、まさに原点です。

 

避難家族に入学記念写真 東京新聞2011年4月

 

 

プロモーションオフィス リバーシ

(フォトスタジオ リバーシ兼)

代表  今井 賢司

 

商号「リバーシ」について

みなさんもご存知「オセロ」の原型と言われるボードゲームです。

白と黒でひっくり返し、返され競うゲームです。

そのことから「要所を決めて勝負する」という広告・映像のメソッドと「転んでも立ち上がる」「最後まで諦めない」といった精神を込めました。

私は少年期から優等生ではありませんでした。間違いなく、うさぎとかめの亀です。社会に出てからも不器用で、転んだり遠回りしたり。

それでも、諦めませんでした。諦めなくてよかった。自分の望んでいた人生を手に入れたのですから。

 

このマークはプロモーションオフィス リバーシのロゴマークです。

コロナ禍をまたひとつの節目として「新しい生活様式」の中で「人と絆」をみつめながら仕事に取り組んでいこうと思い、ロゴマークを変更しました。「リバーシ」の頭文字「左右対称」なRをベースに、人と未来とリンク、そして映像(レンズ)などを意図してデザインしました。

リーマンショック、東日本大震災と社会的に大きな危機の中で変化しながらここまでやってきました。そのマインドを表現し、今後も粘り強くありたいと思っています。