生前遺影

黄昏、宇都宮市内

亡きご主人の命日に出てきた一枚のポラロイド …「お父さん、格好良くしてもらって喜んでるわ」と老婦人は言いました

写真は未来への贈りもの、そんなことを再三申し上げていますが、後で探してみると意外と良い写真ってなかなかないものです。 特に日常の写真ってなかなかないんです。旅行先ではカメラを向けても、普段はそうじゃないんですね。 だから、どうぞ、日常を撮影してください。毎日暮らしたご自宅、お気に入りの茶碗、共に暮らしたペット。そういった、生活風景を活写するのも家族や親しい同士のコミュニケーションだと私は思っています。

「いま」を遺す生前遺影、精一杯生きた証です

生前遺影と言っても特にしきたりや決めごとがあるわけではありません。遺影以外の記念写真と同様に、在りし日を偲ぶ写真です。もちろん、おめかししても良いと思いますが、自分らしさをそのお姿に込めて欲しいと思います。 そして、「自分らしさ」をいま一度見つめなおすことで、「いまを生きる」ということにも思いが至り、より積極的な人生を楽しめるのではないかと思います。