【ちよっとだけよ…の写真講座】曇りの朝にはカメラを携えて
曇りや雨の日は撮影のチャンス??
よく晴れた日はこころが浮き立って、休みともなればどこか遠くへ出かけたくなります。真っ青な空を背景に光と影のメリハリの効いた写真は、風景であれスナップ写真であれうつくしいものです。
しかし、曇天や雨天もそれぞれによさがあります。というより、写真を撮るには絶好のチャンスでもあるのです。
曇り空はムラなく均等に世界を照らしてくれる…コントラストが控えめであるというメリット
曇天や雨天下では当然ながら太陽光がありません。その分光線状態がフラット=平坦になります。その分ドラマ性に欠けるというデメリットもあります。しかし、ムラなく均等に世界を照らしてくれるのです。
スタジオ撮影でも大型の白布でストロボの強烈な光を柔らかく拡散させる「ソフトボックス」という機材を使いますが、太陽をストロボと見立てた場合に曇り空というのは天然のソフトボックスのようなものなのです。
作例はやや暗めの曇天下で撮影した湖畔の紅葉です。晴天下での撮影ではこれより彩りが派手めの写真になると思います。ですが、葉っぱや枝の影が落ちて全体の彩りが綺麗に再現されにくいこともあるのです。
また、晴天下では太陽の位置によって湖面が反射します。それはときにうつくしいコントラストを添えますが、湖面に映る樹々の姿はみえなくなるかもしれません。
間の抜けた白い空を入れない
ポイントとしては、間の抜けたような白い空を入れないことです。白い空は写真の要素で言えば「ハイライト」=最も明るい部分になり、見る人の視線を奪い、印象を決定づけます。
あまり意識せずに曇天を取り入れた作画をしていると、ドラマ性に欠けた平凡な写真を量産してしまいます。初心者にはよくあることです。
光線の状態を意識することは写真を撮るうえで大切なことです。とりわけ、天候に応じた撮影の仕方を理解すると、日々がより楽しいものになるかもしれません。
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投稿者プロフィール
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フォトグラファー(フォトマスターEX)・ビデオグラファー・終活カウンセラー1級
立教大学卒業後広告代理店・リゾート勤務を経て2008年独立
宣材写真・ビジネスプロフィール写真・婚活写真など日常的な人物写真のスタジオワークをメインに活躍中 ミスコン・ミセスジャパン、ダンス・音楽イベントなどの公式撮影、各種オーディションの撮影経験豊富
会社勤めの経験も豊富。就活のアドバイスやビジネス向けのパーソナルブランディング、映像・写真・WEBを活用した視覚的な広告・営業戦略が得意です。出張撮影、映像制作、ホームページ制作おまかせください
終活カウンセラーとして「終活サポート ワンモア」を主宰。異業種提携による終活のお手伝いの傍ら終活講座やカルチャー教室などミドル~シニア世代向けのイベントを企画開催しています
日光国際音楽祭® 公式カメラマン
ミセスジャパン2020栃木選考会公式フォトグラファーほか
終活サポート ワンモア主宰
終活カウンセラー1級
エンディングノートセミナー講師養成講座修了(終活カウンセラー協会®)