【制作事例】動感のあるプロフィール写真で差をつける
フォトスタジオでのポートレート撮影では細やかにポーズや仕草をつけ、整えながら撮影するのが一般的です。
フォーマルな写真では俗に「型もの(かたもの)」「カタドリ」などといって型をつけて撮影することが多いですが、型どおりに撮影するだけではその人の温もりや存在感のない写真になってしまいます。
誤解しないでほしいのですが、カジュアルっぽいテイストのプロフィール写真でも一定の「型」は必要だと考えています。そして、プロのモデルさんはその型のなかで自分を表現することができるのですが、一般の人やモデルさん志望といった経験のあまりない人の場合、撮影者の側から演出を施す必要があります。
動いているところをただ撮ればよいわけではありません
当然ですが、動いているところをただスナップ写真のように撮影するのではよいポートレートにはなりません。
型をつけたうえで動きを表現することが大切です。
動きを表現するといっても、写真に動きは残りません。厳密に言えば「ブレ」や「流し撮り」といった技法で動きを表現することはありますが、スタジオでの宣材写真やプロフィール写真撮影に於いては例外事項と思います。
動きを写し止めるのではなく、動きを感じさせることが大切です。
自然なポージングであることが前提
動感のある印象的なポートレートを撮影するには、自然なポージングをつけモデルさんに演じてもらうことが大切です。
いくら美しくみえる立ち方でも、足が一歩も前に出ないような凝り固まった状態では動感とは程遠いものになってしまいます。
流れのある自然な動きをイメージし、それを撮影者とモデルさんが共有することが前提になりますね。
ポートレート撮影は撮影者とモデルさんの共同作業だと考えています。
動感があるかどうかと写真の良し悪しは別の話です
動感のある写真って目を引くし上手に見える事が多いですが、動感があるかどうかで写真の善し悪しが決まるわけではありません。
こちらの作例はいずれも鍛えられた女性の美しさを撮影したものですが、左の写真は「静」を、右の写真は「動」を意図して撮影しています。
どちらが良いかではなく、撮影意図によって使い分けることが重要です。
人柄を写しとめるための動感
ちょっと大人びた仕草を表現したり
アクティブな雰囲気を引き出したり
その人の持つ雰囲気を、動きのなかで表現したいですね。
投稿者プロフィール
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フォトグラファー(フォトマスターEX)・ビデオグラファー・終活カウンセラー1級
立教大学卒業後広告代理店・リゾート勤務を経て2008年独立
宣材写真・ビジネスプロフィール写真・婚活写真など日常的な人物写真のスタジオワークをメインに活躍中 ミスコン・ミセスジャパン、ダンス・音楽イベントなどの公式撮影、各種オーディションの撮影経験豊富
会社勤めの経験も豊富。就活のアドバイスやビジネス向けのパーソナルブランディング、映像・写真・WEBを活用した視覚的な広告・営業戦略が得意です。出張撮影、映像制作、ホームページ制作おまかせください
終活カウンセラーとして「終活サポート ワンモア」を主宰。異業種提携による終活のお手伝いの傍ら終活講座やカルチャー教室などミドル~シニア世代向けのイベントを企画開催しています
日光国際音楽祭® 公式カメラマン
ミセスジャパン2020栃木選考会公式フォトグラファーほか
終活サポート ワンモア主宰
終活カウンセラー1級
エンディングノートセミナー講師養成講座修了(終活カウンセラー協会®)