【生前遺影】撮影者として、終活カウンセラーとして、「遺影写真」を考える
写真のクオリティを考えれば生前遺影がベストアンサーです。それゆえ撮影者としては微妙な判断かもしれませんが、終活カウンセラーとしてはその人の想いに寄り添うことが第一です。 持ち込まれた古い写真がご本人にとって自分らしいお気に入りの写真であるなら、それもまた正解なのです。
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写真のクオリティを考えれば生前遺影がベストアンサーです。それゆえ撮影者としては微妙な判断かもしれませんが、終活カウンセラーとしてはその人の想いに寄り添うことが第一です。 持ち込まれた古い写真がご本人にとって自分らしいお気に入りの写真であるなら、それもまた正解なのです。
「ミセスジャパン2019日本大会」のファイナリストでウォーキング講師の及川真子さんのレッスンと一緒に「生前遺影」の講座を開催しました。撮影者が普段モデルさんにお伝えしていることとウォーキングレッスンでの講義内容がほぼ一致していたので、限られた時間の中でスムーズに進行することができました。
およそ写真を撮る者ならば、笑顔の引き出し方や撮り方も知り尽くしているでしょう。 しかし、宣材写真やビジネスプロフィール写真で必要なのは必ずしも笑顔ではありません。例えばオーディション写真ならばその人のフラットな姿、プレーンな表情も審査員はみてみたいでしょう。 素顔の美しさを引き出すということ、そのためのポージングやコミュニケーションであり、瞬間を捉える力が同時に必要なのです。
若い頃は自分が大勢の遺影写真を撮影することになるとは思いもしませんでしたが、まさに遺影写真は自分の死に際し、その人の人生を象徴する存在となり得るものなのだと思います。 そして、遺影にふさわしい肖像写真がないということは悲しいことです。そういったことのないようお役に立ちたいと願っています。
遺影は故人を象徴します。その人の人生の重みを受け止める、そんな写真であるのです。 一度きりのこの人生を、生きた証を、ご自身の肖像写真に投影してほしいと思います。