【制作事例】個性派揃いのオーディション写真
前回に引き続き作例紹介はオーディション写真です。
今回も個性派揃いで皆さん魅力的です。オーディションやコンテストへのチャレンジをお考えの皆さんも、こんなふうに輝いてみませんか。
その場の空気をどうやって変えるか
落ち着いた大人の女性。ローアングルから撮影すると存在感が増して、さらに素敵でした。
パッと見ではアイレベル(=カメラと同じ目線)にみえるかもしれませんが、モデルさんが細身で首や顎がスラッとしているためで、撮影者は床に膝を付けてのローアングル撮影です。
瞳の大きな女性は上方から撮影することが多いですし、それがセオリーでもあるのですが、切れ長な目のフチの形がローアングルのほうがより美しく印象的でした。
その人のお顔立ちに合わせていくのがポートレート撮影です。ポジション、アングルとも毎回異なります。
撮影中は表情のかたいのを気にされていました。アドバイスはしますが、あまり意識してもかたさがとれないことがあります。
こういうときは沢山撮ってもダメです。考えてもダメですね。
撮影を中断し、少しお話を伺ってから撮影を再開。そこから表情が断然良くなりました。
表情を引き出せないのは、大抵の場合撮影者の責任です。その場の空気をどうやって変えるかは、毎回違いますから難しいです。
でも、こんなふうに理想的な表情を引き出せると嬉しいものです。人を撮るのは、まさに真剣勝負です。
応募するブランドのイメージから、立ち姿はオープンスタンスで自然な姿を。こちらはあえて仕草をつけずに撮影しています。
全身をぎゅっと絞り込んだクローズドスタンスのほうがスタイルが映えるので、MUST(=必須)ショットではあるのですが、セレクトでは個性の出ているカットを撮影者もモデルさん自身も気に入ることが多いですね。
存在感を際立たせるために陰影のあるセッティングで
アーティストっぽい佇まい。米津玄師さんに雰囲気が似ているかな。
存在感のある青年で、あまり多く言葉を交わさなくてもコミュニケーションができる感じでした。
撮影後の写真のセレクトも的確で、美意識の高さが伺えました。アーティスト同士ということで(?)、撮影者と同意見でしたね。
オーディション写真の場合、明るめに撮影することが多いですが、彼の存在感を際立たせるために陰影のあるセッティングで撮影しています。
あらゆる経験が力になる
まだキッズを卒業したばかりの女の子。でも、健康的に焼けた肌と情熱的な眼差しに惹きつけられるものを感じて、ぐっと大人っぽくディレクション。
クラシックバレエで鍛えられた体幹とピアノもこなす綺麗な指先、すべてがモデルさんの力になります。何事も経験ですね。
投稿者プロフィール
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フォトグラファー(フォトマスターEX)・ビデオグラファー・終活カウンセラー1級
立教大学卒業後広告代理店・リゾート勤務を経て2008年独立
宣材写真・ビジネスプロフィール写真・婚活写真など日常的な人物写真のスタジオワークをメインに活躍中 ミスコン・ミセスジャパン、ダンス・音楽イベントなどの公式撮影、各種オーディションの撮影経験豊富
会社勤めの経験も豊富。就活のアドバイスやビジネス向けのパーソナルブランディング、映像・写真・WEBを活用した視覚的な広告・営業戦略が得意です。出張撮影、映像制作、ホームページ制作おまかせください
終活カウンセラーとして「終活サポート ワンモア」を主宰。異業種提携による終活のお手伝いの傍ら終活講座やカルチャー教室などミドル~シニア世代向けのイベントを企画開催しています
日光国際音楽祭® 公式カメラマン
ミセスジャパン2020栃木選考会公式フォトグラファーほか
終活サポート ワンモア主宰
終活カウンセラー1級
エンディングノートセミナー講師養成講座修了(終活カウンセラー協会®)