ブログやSNSはWEBサイトの代わりとなるか?
ブログの時代、10年
2007年にココログでブログを書き始めて、アメブロに引っ越し、さらにはこの公式サイトでもと、…かれこれ7年もブログを書いています。その間ブログサービスそのもはさほど進化することもなく今日に至りますが、ブログをとりまく環境というのは大きく変化しています。
アメブロが昨年で10周年ですから、日本にブログが根付いて10年にもならないのですが、はじめは画期的なできごとでした。それまで個人がWEBで情報発信するといった手段はごく限られていましたが、ブログはそれを変えました。日常の中の気付きや個人的心情、趣味を始めとした私生活についてまるで日記のように綴り、これを発信することでWEBを媒介とした交友が生まれるようになりました。換言すれば、個人がメディアになり得る時代の到来です。今ではTwitterやFacebook、YouTubeといったツールにあふれ、個人が複数のメディアを使い分ける時代ですが、その種となったのはこのブログサービスだったといっていいでしょう。
SNS時代のブログ
TwitterやFacebookに代表されるソーシャルネットワークサービス(SNS)が盛んになり、新たに個人でブログを始める人は少なくなったかもしれませんが、ブログはいまでも有効なツールです。その理由は、
アーカイブ(過去記事の保存性)
にあります。TwitterやFacebook等のサービスは大量の情報をこまめに発信するというリアルタイム性に秀でる反面、過去にどんな情報を発信したかという検索やアーカイブにはあまり強くありません。その点、ブログは有利です。
ただし、拡散性や交友のつながりではSNSに利があります。それゆえ、ブログはSNSとセットで活用するのが今日的な活用法であり、特にビジネスブログにおいては有効です。おそらくはほとんどの方がそんな風に活用されていることと思います。
SNSとビジネスブログ
以前、ビジネスブログにはビジネスの(またはビジネスにリンクする)話に専念して書くべきであるといった主張を書いたことがあります。
なにかを調べてたどり着いたブログが、お散歩やラーメン食べ歩きの話しか書いてなかったらどうでしょう?ブログのなかのメニューを探して、自分がいま知りたいことを探すでしょうか?残念ながら、その可能性は低いと言わざるを得ません。関係ないページにアクセスしてしまったと思い、すぐに閉じてしまうでしょう。その時たまたまであっても、ダメなのです。
しかし、一方で、自身の人となりや嗜好を顧客に発信するのは良いことです。本来は仕事を通じてプロ意識やサービス精神を含めた人となりが伝わるのが良いですが、限られた接点のなかでは現実的に難しくもあります。いつも気難しい顔をした取引先の社長が、実は同じ映画の大ファンだったなんてことも現実のビジネスにおいては重要なこともありますね。
ブログやSNSはWEBサイトの代わりになるか?
いよいよ本題ですが、結論から言えばNOです。ブログに一定のアーカイブはあっても、固定ページの不十分なブログではダイレクトに集客を図ることは難しいのです。メニューや連絡先がどこにあるのかわかりにくい、マップがない、問い合わせフォームがない…といったブログサービスで、直接的に集客を図ることは至難の業です。なぜか?
ブログってしょせん読みものなんですよね
つまり、読んで終わり。もちろん、ブログサービスをカスタマイズしてリンクを貼ったりして導線とするという手法は効果的ですが、それはそもそも導線の先にコアとなるWEBサイトがあってこその話です。
また、近年はFacebookページやGoogle+にも企業や店舗のページを持つ機能が備わっていますが、これも同様です。しかも、アーカイブがとれない、サイト内検索ができないといったデメリットはビジネスブログとしては致命的と言っていいでしょう。
中小企業のWEB戦略
今後、というか今も既にそうですが、中小企業がWEBを戦略的に展開するには、
1.SNS 2.ブログ 3.公式サイト
の3種の神器を備え、これらを密接にリンクさせて、タイミングよく個性のある情報発信をしていかなければいけません。個性のある情報発信というのは、働いている人たちの息遣いが感じられる、温もりのある、活き活きとした情報発信です。幸い、時代は熟成し、メディアにあふれています。それらを十分に活用することで、他社に差別化をはかり独自のブランドが育っていくものと考えます。
投稿者プロフィール
-
フォトグラファー(フォトマスターEX)・ビデオグラファー・終活カウンセラー1級
立教大学卒業後広告代理店・リゾート勤務を経て2008年独立
宣材写真・ビジネスプロフィール写真・婚活写真など日常的な人物写真のスタジオワークをメインに活躍中 ミスコン・ミセスジャパン、ダンス・音楽イベントなどの公式撮影、各種オーディションの撮影経験豊富
会社勤めの経験も豊富。就活のアドバイスやビジネス向けのパーソナルブランディング、映像・写真・WEBを活用した視覚的な広告・営業戦略が得意です。出張撮影、映像制作、ホームページ制作おまかせください
終活カウンセラーとして「終活サポート ワンモア」を主宰。異業種提携による終活のお手伝いの傍ら終活講座やカルチャー教室などミドル~シニア世代向けのイベントを企画開催しています
日光国際音楽祭® 公式カメラマン
ミセスジャパン2020栃木選考会公式フォトグラファーほか
終活サポート ワンモア主宰
終活カウンセラー1級
エンディングノートセミナー講師養成講座修了(終活カウンセラー協会®)