遺影は故人を象徴する…一度きりのこの人生を、生きた証を、ご自身の肖像写真に投影してほしい
葬儀で遺影に向かい思ったこと
少し前になりますが、親族に不幸があり、臨時休業を頂きました。
享年102歳ということで大往生でしたが、葬儀というセレモニーを通して、あらためて生前の想い出や肖像写真を定期的にカタチにして残すことは大切だと感じました。良いご遺影があって、仕事柄ホッとしましたね。
葬儀を通して考えたことを、僭越ながらお伝えしたいと思います。
遺影は故人を象徴する
葬儀を通して思い至ったのは、遺影は故人を象徴するということです。今さら言うまでもなく厳かな葬儀の間、参列者はほとんどの時間を故人の肖像写真と向き合うことになります。その時、どんな肖像写真が飾られているかは祭壇の装花や棺に入れる記念品よりも目に留まるものだということをあらためて思いました。また、遺族の悲しみやさまざまな想いを受け止める、そんなかけがえのないものに変わるのだと。
さらには、葬儀を終えてからはなおのこと、遺影は故人を象徴する一枚の肖像写真になります。その人の人生の重みを受け止める、そんな写真であるのだと、思いました。
常々申し上げていることですが、遺影にふさわしい写真がなく、スナップ写真からのトリミングといったケースも少なくありません。しかし、それでは悲しいと思うのです。
※写真はイメージ(作例)です
一度きりのこの人生を、生きた証を、ご自身の肖像写真に投影してほしい
「終活」「生前遺影」といった言葉が一般化してすでに久しく、ご存命のうちからそうした準備をされることはタブーではなくなっていると思われます。しかしながら、いつの時代においても、自身の死を思うことは生半可な覚悟ではできないことだと思います。そのうえで、いつかやってくる…あるいは不意に訪れるかもしれぬ死と向き合うこと、それは現世を諦めることではなく現世を最期の時までより良く生きようとする願いであるかもしれない。そんなことを考える機会となりました。
だからといって生前遺影の撮影を重苦しいものにしようとは思いません。写真館は皆さまの日々の暮らしに、そして人生に寄り添います。人々の営みと写真館は密接にリンクしているのです。そのことを思い、生きるということの意味も探求しつつ皆さまに向き合い、シャッターを切ることでお役に立っていくことを使命としています。生きている喜びを肖像写真に残してほしいと思います。一度きりのこの人生を、生きた証を、ご自身の肖像写真に投影してほしいと思います。
そして、皆さまにとってかけがえのない肖像写真を提供していくことで、少しは世の中に貢献できるならばこのうえない喜びです。
生前遺影(シニアポートレート)は
▶️フォトスタジオ リバーシ 028-680-5635
栃木県宇都宮市滝谷町6-7 コボリ洋菓子店さん隣 駐車場あります
投稿者プロフィール
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フォトグラファー(フォトマスターEX)・ビデオグラファー・終活カウンセラー1級
立教大学卒業後広告代理店・リゾート勤務を経て2008年独立
宣材写真・ビジネスプロフィール写真・婚活写真など日常的な人物写真のスタジオワークをメインに活躍中 ミスコン・ミセスジャパン、ダンス・音楽イベントなどの公式撮影、各種オーディションの撮影経験豊富
会社勤めの経験も豊富。就活のアドバイスやビジネス向けのパーソナルブランディング、映像・写真・WEBを活用した視覚的な広告・営業戦略が得意です。出張撮影、映像制作、ホームページ制作おまかせください
終活カウンセラーとして「終活サポート ワンモア」を主宰。異業種提携による終活のお手伝いの傍ら終活講座やカルチャー教室などミドル~シニア世代向けのイベントを企画開催しています
日光国際音楽祭® 公式カメラマン
ミセスジャパン2020栃木選考会公式フォトグラファーほか
終活サポート ワンモア主宰
終活カウンセラー1級
エンディングノートセミナー講師養成講座修了(終活カウンセラー協会®)