【宣材写真】新規顧客とどんなふうに接し、撮影するか

少し前にリピーターさんの撮影について書きましたが、ビジネスは新規開拓が肝です。親しくお付き合いいただいているリピーターさんも初めはご新規ですから。

写真館の場合「はじめまして」とご挨拶してから5分後には一気にテンションを上げて言葉を交わしながら熱く撮影をしていることも少なくありません。

新規のお客様をどのように捉え、撮影しているか。今回はそんなお話です。

表現したいイメージ

初対面で意気投合することもよくあります。「可愛い感じと綺麗な感じ、どっちがいい？」と伺ったところ「両方」と答えたので大笑い。

表現したいイメージで迷う方はわりといらっしゃるけれど、両方と答えたのは多分初めてかも。欲張りなんですね。

リクエストに沿って表情や仕草をいろいろ試します。美しい髪色と服装がよく合っていて、朴訥とした人柄も併せオーガニックな印象のポートレートにしました。

おかえりの前に次回撮影の話も。はい、次回はさらに素敵に撮ることを約束します。

 

シンプルな装いにはシンプルなポージングで

ご新規のお客様。事前に伺ったときはスーツでの撮影を予定していましたが、写真室で急遽変更。よくあることなので、慌てずに対応します。

ジレベストと流行りのバンドカラーの白シャツがキマっていますね。オーディション写真の場合体型がわかりやすい＝薄着のほうが好ましいので、スーツよりもよかったかも。

バンドカラーのシャツはキレイ目な要素も残してドレスダウンが出来るので、こなれた着こなしになります。ビジカジにもおすすめ。

シンプルな装いには立ち姿も含めシンプルなポージングがよく合います。肩の位置や表情はワイルドに、大人っぽさを演出しました。

 

「中性的なイメージ」とのリクエスト

細身のチャーミングなモデルさん。「中性的なイメージ」とのリクエストは結構な難題です。

フラットなポージングから姿勢を細かく指示しながら撮影者のイメージを捉え、共有していきます。

撮影に熱が入ってモデルさんも大変だったと思いますが、素敵なプロフィールに仕上がりました。自信を持ってチャレンジしてほしいです。

 

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変わり種？こちらもご新規案件

打って変わって、絵画作品の撮影。ポートフォリオにするため高解像度で（こちらはWEB用に画質を落としています）丁寧に撮影。

光のムラや歪みがないのは当然で、作品の質感と色みの再現が重要です。

こういったご依頼は時々あります。他にも書、彫刻、工芸作品などで、用途も絵はがきにしたり、SNSにアップしたり。

今回の作品、大きな作品はS50号(絵寸1167X1167mm)、制作期間は3か月とのことで取り扱いには気を遣いますが、撮影者も作品に刺激を受け、楽しい撮影です。