『東京シャッターガール』富士見坂に立つ
『東京シャッターガール』富士見坂より眺む
都電荒川線の鬼子母神駅から徒歩10分、新宿方面を望む高台にある三叉路は「富士見坂」と呼ばれる。「東京シャッターガール」という写真好きの高校生たちの青春を描いたコミックがあって、昨秋映画化され、この富士見坂も舞台となっている。その映画に描かれた若者たちの創作にかける意欲、喜び、苦悩、葛藤といったものが、若き日の自分自身を思い出させて魂のやや深いところに火を灯した。
私は今なお、仕事を離れても趣味でカメラを持つ。仕事とは違い、趣味でカメラを構えるには理由が要る。
写真愛好家の多くは「記念」「記録」「表現」「自己満足」といった理由でカメラを構えると思うし、それらはいずれもフォトという行為の本質から出発しているので、健全な理由だと思う。
ただ、私はもっと別の理由でフォトが好きで、フォトにのめり込んだ。
「写真をシェアする」なんて言葉がまだなかった頃
カメラを向けるという行為は、己の眼差しを向けることと同じであり、写真を撮るという行為は己が眼差しを向けた世界を瞬間的に切り出す行為にほかならない。
つまり、写真を撮って他人に見せるという行為は、己の眼差しを他者と共有するということでもある。
己の眼差しに映ったものが永遠に記録され定着するに値するなら、そこにあるのは撮影者の感動、関心だと思う。
学生の頃、下手な写真を撮り続けながら自問を重ね、導き出した答えは想いを「分かち合う」ことだった。
今なら「シェア」と言うだろうが、当時はそのような概念が浸透していなかったし、世間はクローズでよりコンパクトだった。
フォトはラブレターに似ている
フォトとSNSがよく馴染むのも当然のことと言える。簡単に言えば「目の前の光景を誰かに見せてあげたい」「いま感じている喜びをあの人と分け合いたい」といったことだ。
例えば「この夕陽をきみに見せてあげたい」といったことで、つまりフォトはラブレターに似ている。
ただし不特定多数にシェアもするので、そこは違う(笑)。だから「似ている」と言っているのである。
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投稿者プロフィール
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フォトグラファー(フォトマスターEX)・ビデオグラファー・終活カウンセラー1級
立教大学卒業後広告代理店・リゾート勤務を経て2008年独立
宣材写真・ビジネスプロフィール写真・婚活写真など日常的な人物写真のスタジオワークをメインに活躍中 ミスコン・ミセスジャパン、ダンス・音楽イベントなどの公式撮影、各種オーディションの撮影経験豊富
会社勤めの経験も豊富。就活のアドバイスやビジネス向けのパーソナルブランディング、映像・写真・WEBを活用した視覚的な広告・営業戦略が得意です。出張撮影、映像制作、ホームページ制作おまかせください
終活カウンセラーとして「終活サポート ワンモア」を主宰。異業種提携による終活のお手伝いの傍ら終活講座やカルチャー教室などミドル~シニア世代向けのイベントを企画開催しています
日光国際音楽祭® 公式カメラマン
ミセスジャパン2020栃木選考会公式フォトグラファーほか
終活サポート ワンモア主宰
終活カウンセラー1級
エンディングノートセミナー講師養成講座修了(終活カウンセラー協会®)