【制作事例】プロフィール写真はバリエーション豊かに

「プロフィール写真」というと「胸から上」「にっこり」「SNS」といった一定の固定されたイメージが強いようですが、オーディションやビジネス、お見合い、生前遺影など用途も多種多様で、使われ方も自由です。従って、撮影も自由なものであるべきです。例えばお見合い写真ひとつをとっても「正面向いてにっこり笑って…」という一枚で勝負するというのは古いと思います。

スタジオ撮影では一定の基本形を押さえることは大切ですが、そこから先はモデルさんのご要望や雰囲気、用途に応じていろいろ撮影します。基本形に対していわば「応用編」です。

応用ですから、毎回が違った撮影になります。リピーターさんでも前回とまるで違った撮影になることが多いです。そこにプロフィール写真の面白さも、難しさも存在するのです。

 

声楽家の宣材写真

宣材写真の撮影の際はポージングのバリエーションを豊富に撮影することを心がけていますが、あまり撮影に慣れていないモデルさんの場合は逆にポージングを控えめに表情のバリエーションを引き出すことに集中して撮影しています。

あれこれ意識が散漫になっては本末転倒ですから。

余談ですが、鈴木保奈美さんの若い頃に似てるような…ちょっとドキドキしながらの撮影でした。

 

「どちらが良いか」ではなく

同じ人物でもこんなに印象が違います。比べてどちらが良いかではなく、印象の違うそれぞれをシーンや反響をみながら使い分ける、そんな撮影です。

ビジネス用のプロフィール写真などはホームページ、SNS、フライヤなど掲載する媒体や記事の内容に応じて使用する写真を変えていくと、より戦略的なパーソナルブランディングが確立されます。

 

ポージングとライティングで鍛えられた肉体を表現する

鍛えられた肉体を表現、大きなバンクライトを近接で使い肌の滑らかな質感と筋肉の隆起を出し、銀レフで少し硬めに締め直しました。

意外と勘違いしてる撮影者がいますが、ライティングは光源から遠ざかると硬くなります。

ポージングによって筋肉の見え方やボディバランスが変化するので、撮影していて興味深いものがありました。フィットネスのインストラクターや水着モデルの撮影などもよくお請けしています。