宣材写真撮影は奇をてらうことなく「王道」を行くことが大切

宣材写真撮影というと「モデルのようなポージング」「かっこいい仕草」「クールなライティング」といったイメージがあるようですが、それらはあくまでモデルさんの良さを引き出すための演出に過ぎません。

演出はいわば調味料のようなもので、肝心なのは素材をどう活かすかです。

料理もセオリーを踏んでこそ美味しく仕上がるわけで、ポートレートにも同じことが言えます。奇をてらうことなく王道を行くことが大切です。

私にとっての王道は、杓子定規な定型に当てはめるということではありません。モデルさんとしっかり向き合い、寄り添って、呼吸を合わせることだと考えています。

 

初めてのオーディション

 

立ち方から表情、ポージングまで細かくサポートしながら魅力を引き出します。初めての人にも可能な限りいろんな仕草や表情を要求します。

どんな姿が魅力的なのか、覗いてみないとわからないからです。

清潔感と品のある明るい表情のなかにきらりと光る大人っぽい眼差しが印象的でした。

何でもありというわけではなく、募集の趣旨を考慮し、楚々とした佇まいのなかに落ち着いた姿を撮影しました。

 

ポーズや表情を作る姿に成長を感じた

 

二度目の撮影でしたが堂々として、自身でもリズムを刻むようにポーズや表情を作る姿がベテランのようでした。

一年前とは雰囲気が変わっていて、良い意味で別人のようでした。充実しているのでしょうね。よい刺激を貰いました。コロナに負けず頑張りましょう。

 

 

ゲーマーのプロフィール写真

 

甘いマスクと穏やかな表情、素顔のままでも素敵なプロフィールでしたが、「強さ」を表現したいとのご意向に沿い眼差しや姿勢を細かく修正しながら撮影を重ねました。

徐か（しずか）なること林の如く…堂々とした雰囲気のなかに自信が見え隠れします。闘う男の肖像です。