22卒就活生頑張れ！！異例づくめの就職戦線から「地方の時代」に向けて

異例ずくめの就活戦線

新型コロナが驚異となり始めた2020年2～3月、フォトスタジオ　リバーシは大勢の就活生で賑わっていました。

思い返せば、皆さん何かと不安な気持ちを抱えながら、粛々と準備をされていたのだろうと思います。まだコロナより採用活動への不安が強かったかもしれませんが。

その後、非常事態宣言が発令、当店も休業要請に伴う長期休業を経て店舗業務を再開したわけですが、6/1現在の内定率は前年を大きく下回り、企業サイドでも採用活動の中断やオンライン面接の導入など異例ずくめの就活戦線となっています。

採用計画を食傷を打ち出している企業は3割にとどまり、非常事態宣言解除後は採用活動が活発化していて、内定率も最終的には一定の水準に戻るとみられていますが、21年卒の就活スケジュールが大幅に遅れる中で22年卒就活戦線も本格的に動き始めています。

危機意識が人を変える

今年は例年に比べ、2年後に卒業を控える就活生の動きが活発になっているように見受けられます。インターンシップ用の写真で就活写真のプレミアムプランを利用する学生さんが増えていますね。学生さん自身も積極的な様子が伺えます。危機感のなせる業だと思って頼もしくみています。

喩えて言うなら予選から全力疾走というムードです。いま切り替えて駆け出している人とそうでない人との差は大きいと思いますね。これは、私たち社会人にも同様のことが言えそうですが。

さて、その動きとは裏腹に企業側はインターンシップの開催が困難であったり、中長期的な採用計画の見直しに迫られたり。そもそも飲食・旅行・アミューズメント・アパレルといった業界では大規模なリストラが始まっている状況です。また、リモートワークに代表されるように働き方もまた、否応なしに見直しを迫られている状況でもあります。

バブル崩壊のときもそうでしたが、22卒の彼らのほうがさらに厳しい状況に見舞われるのではないかと思われます。

経済界は早期に指針を

社会の混乱のおさまるのを待っていてもどうにもならない状況ですが、経済活動の表面的でない再開についても議論が必要なのではないでしょうか。

ウィズコロナで間違ってはいけないことは、安全は優先されるべきだが安全がすべてではないということだと思います。

家にこもっていればひったくりにも交通事故にも遭うことはありませんが、すべてを諦めて家にいたのでは真に生きているとは到底言えないですよね。

そのコンセンサスがないまま企業や店舗を再開しても社会は動かないと思うのです。世の中の受け入れ体制がないまま準備をしなければならない就活生は大変だと思います。

経済界は早期に何らかの指針を示すべきだと思います。

 

パンデミックが東京一極集中に終止符を打つ

私見ですが、ウィズコロナが収束するのに数年を要します。感染拡大の第二波第三波といった事態も避けられず、私たちの暮らしも今後ますます厳しい局面を迎えると思います。いま起きていることは、まだその序章に過ぎないかもしれませんね。

ですが一方で、このパンデミックは東京一極集中に終止符を打つのではないかともみています。事実、一例を挙げれば西武グループはとしまえんを閉園し、地方沿線の再開発に着手しています。大企業においても拠点の統廃合、分散は必須課題で、地方への人口移動は本格化すると思います。WEB会議や在宅勤務などの「新しい生活様式」もきっと追い風となるでしょう。

いまは本当に大変でも、10年20年後には本格的な「地方の時代」がやってくると思います。

そして、学生諸君よ！その頃きみたちは社会において円熟期を迎えているはずです。新しい時代を牽引していることでしょう。

そんな未来に向けて、頑張ってほしい。そう願っています。

 

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