【コロナに負けるな】ウィズコロナとオーディション

2020年のオーディション開催は夏季に集中?

国内のコロナ感染拡大は一旦収束し、国内の移動制限も解除になりました。

当店においても遠方のリピーターさんからのご予約を頂戴し、日々の撮影のご依頼も増加傾向にあります。

まだまだ余談を許さぬ状況ですが、この「新しい日常」をかけがえのないものと受け止め、前向きに歩んでいこうと考えております。

 

このブログの前稿では就活生のインターンが本格化しているようだとお伝えしましたが、もう一つ活発になってきた採用活動があります。

それは、「オーディション」です。オーディションは今春もオンラインエントリーにより比較的計画通りに実施されてきましたが、移動制限の解除になった今後、ますます活発になるものと思われます。第二波第三波を想定し、前倒し開催も増え2020年のオーディションは夏季に集中するかもしれません。

各団体のビューティーコンテストも開催スケジュールが明確になってきました。

 

ウィズコロナのオーディションは大きなチャンスだ

「ニュースタンダード」の勝者に

私見ですが、今後開催されるオーディションは大きなチャンスだと考えています。それは「競争率が下がるかも」といった消極的な理由ではありません。

むしろ、オーディションの開催件数自体は減少し、各オーディションには応募が集中するかもしれません。

では、なぜチャンスなのか。それは、いまが時代の節目にあるからです。これから新しいチャレンジを始める人は、「アフターコロナ」という新しい時代の先駆けになれる可能性を秘めていると思うのです。

そのことで、普段ならば得られなかった機会に出会うこともあると思います。そこでは経験値の差はあまり役に立たないかもしれません。

つまり、新しい時代に適応できる能力を発揮した者が勝者になれる、そんな時代です。

 

写真業界にもあった大きな時代の変化

こうして考えてみると、なんだか戦国時代の下剋上みたいですね。え?そんな状況かどうかなぜわかるかって?

我々写真業界に身を置く者は、ずっと前に「デジタル化」という大きな時代の変化を経験してきました。

 

私は1993年より社会に出て、当時まだ一般的でなかったデジタルフォトを取り扱う機会にも恵まれました。

図体だけはTV局のカメラのように大きく解像度は10万画素以下という、いまでは玩具のようなCCDカメラでしたが、当時コダックとキヤノンが共同開発したデジタルカメラは印刷物へ提供するのに最低限必要と言われた300万画素をクリアしており、いずれフォトはすべてデジタル化するだろうという予感はありました。

300万画素のカメラは300万円超の高級機材でしたが、30年もすれば私たちの手に届く価格帯に落ち着くだろうと思ったのです。

 

実際にはデジタル化の波は私が予想したよりもはるかに早くやってきて、同時に花開いたSNS・スマホという文化の中でフォトは「職人の手による技術の結晶」から「テクノロジーによる量産素材・コミュニケーションツール」へと変容していきました。

デジタルフォトの時代にいち早く対応したフォトグラファーと店舗は生き残り躍進した一方で、対応できなかった多くのフォトグラファー・店舗は廃業しています。

 

ここで「進化論」を持ち出すのは野暮な感じもしますが、変化にうまく適応することで新しい時代を優位に進めていくことはできます

選考という大きな関門が待ち構えてはいますが、きっとそこには大いなる可能性が存在するのです。

それは、採用する側にも言えることかもしれませんね。

 

難しい話になりましたが、フォトスタジオ リバーシの宣材写真(オーディション写真)への取り組みについて、作例や撮影こぼれ話と併せご紹介いたします。

 

撮影情報はカルテに記録し、リピーターさんの期待に応えます

‪1枚目、美人姉妹…ではなくリピーターさんの右からビフォーアフター。2年ほどの間に大人っぽく表情も豊かになり、内面の充実しているのが感じられました。‬

フォトスタジオ リバーシでは撮影した際に気づいたポイント(チャームポイントや癖、苦手なところなど)をカルテに記録し、次回の撮影に備えています。

記録を重視しているのは、言語化することで明確になっていなかった課題をあらためて整理できるからです。

お会いした方が必ずしもリピートされるとは限りませんが、「一期一会を大切に」がモットーです。

リピーターさんの撮影は前回の撮影を超えるご期待を寄せられますので、撮影する方も常にその期待に応えていきたいと考えています。

 

「等身大」じゃなく、精一杯背伸びして、素敵に演じましょう

オーディション写真 フォトスタジオ リバーシ(宇都宮市)

「もう若くないので」と控えめなお言葉が気になって、服装から普段と違う自分を演出するようアドバイスしました。

ここにはすべて書きませんが、ご新規の、まだお会いしていない方に対し、思い切ったことを申し上げたと思います。

でも、その言葉は確かに届いたし、きちんとお伝えしてよかったと思っています。想いの伝わるメールを頂きましたし、心が通った状況で撮影に臨むことができました。

飾り気のない気さくな人柄は素敵ですが、素の自分とは違った姿を表現することも大切です。演じることが仕事になる、そんな道を皆さん目指しているのです。

 

プロフィール写真の「アー写」と違うところ

オーディション写真 フォトスタジオ リバーシ(宇都宮市)

「クールで大人っぽい」第一印象はご本人のセルフイメージと一致。こういった個性と向き合うとき、気を付けたいのは冷たい印象を与えないことです。

プロフィール写真のアー写とはまた違うところです。自己満足に陥ってはいけません。

セルフイメージと、求められているイメージとの兼ね合いが大切です。

スタイルの良さを印象づけるためシンプルなポージング主体で撮影しました。

 

オーディションは応募写真がますます重要になる

自粛期間に開催されたオーディションの中には、最終選考までオンライン面接だったというケースもあるようで、応募書類とりわけプロフィール写真の重要性はますます大きなものになっていると思います。

今春合格を勝ち取ったお客様は私の撮影した写真をお守りのように思ってくださったそうです。本当に嬉しく、名誉なことだと思いました。

写真だけで合格を勝ち取れるものではありませんが、自信を持てる写真がなかったら最後まで頑張れないですよね。

チャンスをものにするためにも、しっかりと準備をして臨みたいものです。それは、どの時代においても同じことです。

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投稿者プロフィール

今井 賢司
今井 賢司プロモーションオフィス リバーシ 代表
フォトグラファー(フォトマスターEX)・ビデオグラファー・終活カウンセラー1級

立教大学卒業後広告代理店・リゾート勤務を経て2008年独立
宣材写真・ビジネスプロフィール写真・婚活写真など日常的な人物写真のスタジオワークをメインに活躍中 ミスコン・ミセスジャパン、ダンス・音楽イベントなどの公式撮影、各種オーディションの撮影経験豊富

会社勤めの経験も豊富。就活のアドバイスやビジネス向けのパーソナルブランディング、映像・写真・WEBを活用した視覚的な広告・営業戦略が得意です。出張撮影、映像制作、ホームページ制作おまかせください

終活カウンセラーとして「終活サポート ワンモア」を主宰。異業種提携による終活のお手伝いの傍ら終活講座やカルチャー教室などミドル~シニア世代向けのイベントを企画開催しています

日光国際音楽祭® 公式カメラマン
ミセスジャパン2020栃木選考会公式フォトグラファーほか
終活サポート ワンモア主宰
終活カウンセラー1級
エンディングノートセミナー講師養成講座修了(終活カウンセラー協会®)

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