納得のゆくまで夢を追うことは自身の可能性（と限界）を知るために必要

先日、某コンテストに挑戦中のお客様からこんな冗談を言われました。
「今井さんは地下アイドル好きですか？私みたいな無名の素人を応援してくださるので」

実は私、こどもの頃からあまりアイドルに興味がなかったんですね。いまもそうかな。アイドルのファッションやブランディング戦略には関心があるけれど。

でも、いま撮影しているコンテスタントやオーディション挑戦者の皆さんって地下アイドルに少し近い立ち位置なのかも。
まだ陽の当たらない、なにものかの”卵”を励ますように撮影するところ、地下アイドルの応援に似ているかも…なんて思いました。

 

私はこどもの頃から写真家になりたくて、でも、両親をはじめ周囲は誰も賛同も応援もしてくれなくて…そんな経験があったからこそオーディションやコンテストに挑戦している人たちを一所懸命応援しています。

最近の親御さんは理解があってオーディション撮影にも同伴して応援してくださるような雰囲気ですが、なかにはかつての私と同様に家族に内緒で夢を追っている人もいます。
できればそういった制約条件は避けたいものではありますが、私の経験上も恵まれた環境では気づくことの出来ないこともきっとあります。その意味では人生は絶妙なバランスで出来ているとさえ思うのです。

ひとそれぞれに事情はあるでしょうが、自分の納得のゆくまで夢を追ってみることは、自身の可能性（と限界）を知るために必要なことだと私は思っています。

この夏も性別年代を問わず、さまざまな挑戦者を撮影でお手伝いしています。

 

「鬼！」と言われる撮影者

 

実はこれ、全部ボツ写真なんです。と言っても出来が悪くてボツにしたわけじゃありません。

どれも納品して良いくらいのオススメできるボツ写真です。余談ですが、当スタジオで公開している作例には結構な割合でボツ写真が混じっています。

たくさんの素敵な写真の山からたった一枚を選り抜く。そのためにモデルさんは一所懸命に表現し、撮影者はこまごまと要求しながら撮影を重ねます。

リピーターさんからは時に「鬼！」と言われている撮影者です（汗）が、毎回セレクトで悩んでしまうくらいの撮影をしてようやく終了です。

顔写真に気を取られがちですが、オーディション写真は全身写真も重要（お話変わって婚活でも）です。

スタイルと等身大の人柄、個性は全身写真に現れます。

 

”多様性の時代”のミスコン　いよいよ全国、最終ステージへ

 

プラスサイズのミスコン。多様性の時代、ミスコンの新しいかたち。ミスコンはもっと多彩であるべきと思います。

エントリーの準備段階から服装や見せ方、気持ちの面まで細かくアドバイス。その後審査を通過して丁寧な御礼のメールを頂きました。

初めてメールを頂いた時から熱意と素直な人柄が感じられたモデルさん。アドバイスもしっかり自分のものにして、見事全国大会ファイナリストに選出されました。

その吸収力で最終ステージ、輝いてほしいです。

【追記】こちらの北村希美子さん、『Today‘s Woman Plus Size Beauty Contest 2022』で 3位入賞、お見事です。おめでとうございます！！

<<【NEWS】『Today‘s Woman Plus Size Beauty Contest 2022』にて当店撮影の北村希美子さんが上位入賞！！

 

ご両親と一緒に経験した初めてのオーディション写真

美脚をより綺麗に魅せるために関節の使い方と手脚の角度を細かく指導。カジュアルな装いでは、こんな風に飾りのないローヒールパンプスがおすすめです。

当店の撮影は原則的にモデルさんに委ねることなく、撮影者がシチュエーションごとに指先の仕草まで手取り足取りサポートしますが、そのことでぎこちなくなっては本末顛倒。

動感のある仕草をつけて、時には撮影者も自ら演じてみせながら動きをつけて、表情も固くならないように会話を楽しみながら撮影します。

ご両親と一緒に経験した初めてのオーディション写真。「楽しかった」と報告しているのが聞こえて、大満足の撮影者でした。

 

モノトーンでモデルの”素材感”を

 

大人っぽい佇まいが個性的なリピーターさん。

前回撮影の際、スニーカーよりもローファーか紐靴がよいとアドバイス。再来の際はしっかり準備してくれました。

モノトーンの装いはモデルさんの素材感を引き立ててくれる、オーディション写真におすすめのスタイルの一つです。