競い合うことで己を知り、成長するという経験は貴重

オーディションやコンテスタントの方を撮影する機会が多いですが、競い合うことで己を知り、成長するという経験は貴重だと思います。

ビジネスも同様ですが、切磋琢磨するなかで自分自身と向き合い、自分の限界を知り、それを超えてゆく。自ら成長するためにはライバルや目標とする者の存在も重要です。

 

ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト BEST35選出のポテンシャル

前篇：再現力はモデルに必要な能力

『第34回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』（2021年）BEST35に選出されたAさんの宣材写真撮影。

このコンテストは応募総数2万人弱を集める超人気コンテスト。そのなかの35人って0.2％にも満たない激戦です。すごい！！

実は、1年前の2020年はフォトスタジオ　リバーシ顧客のKさんが、やはりBEST35に入る快挙でコロナ禍での明るい話題になりました。

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2年連続でBEST35の撮影機会に恵まれるなんてフォトグラファー冥利に尽きますし、栃木県もレベル高いなあと感心しちゃいます。

さて、今回のAさんは背も高く、手脚も長くて恵まれたプロフィール。そして、指先も美しく、積極的にモデル活動に挑戦して欲しいポテンシャルの持ち主です。

まだ宣材写真撮影には慣れていないものの、勘がよく、教えたことをすぐに再現してくれました。この再現力ってモデルさんには必要な能力だと私は思っています。

 

後篇：クールで大人びた表情からちょっと女性的な仕草まで次々と演出

お着替えしての撮影は長丁場になりますが、集中を切らさず、逆に演じることに馴染んでいくのが感じられます。

シャツをインしているぶん、カジュアルの撮影よりも脚の長さがはっきりして、ポージングの自由度もそれだけUPします。

脚がより長くなるようアングルを選ぶのは当然ですが、他にも色々小技を使っています。

クールで大人びた表情からちょっと女性的な仕草まで次々と演出し、時間を目一杯使って撮影終了。

写真のセレクトも比較的順調に済ませ、撮影を通してみえた自身の魅力をよく理解しているという印象でした。

 

ジュノンのように規模の大きなコンテストで切磋琢磨した経験が、すでに血肉となっているように撮影者には感じられました。

大きなチャレンジを重ねることで成長の機会が増えると思います。

 

健やかなプロフィール

お仕事柄、陽焼けが避けられないと気にされていたのですが、あまり気にしなくて良いように光をしっかり回して撮影。

健康的に焼けた肌色と明るい髪色がきれいに馴染んで、明朗な人柄を引き立てていました。チャーミングな素顔が伝わるような自然な演出で撮影。

服装もシンプルで清潔感があって、よいと思います。厚底の履物はオーディションにはあまりオススメではないけれど、よく似合っているので今回はそれに合わせて撮影しました。

その後、大人っぽい仕草や表情も試したところ、こちらもハマりそうでした（写真右）。さすがの表現力、また機会があれば大人のお姿もじっくり撮影したいですね。

 

頂いた時間は大切に

初めてのモデルさんにはまず最初に好きな（嫌いな）アングルを鏡の前で確認します。

あくまで参考程度に伺います。違うアングルの方が素敵なことも多いからです。

ただし、ご本人の申告と撮影者の意見が一致した場合はそのアングルに集中して撮影を重ねます。

ポートレートは数を撃ってもあたりません。頂いた時間は大切に使います。